【天皇賞・春・山下の特注馬】状態絶好のハヤテノフクノスケが面白い 父ウインバリアシオンは14年に2着
2025年4月28日(月)11時0分 スポーツ報知
ハヤテノフクノスケ
◆第171回天皇賞・春・G1(5月4日、京都競馬場・芝3200メートル)
登録メンバーを見渡すと、4歳馬に魅力のある馬が多い。なかでも注目しているのがハヤテノフクノスケ(牡4歳、栗東・中村直也厩舎、父ウインバリアシオン)。前走の阪神競馬場リニューアルオープン記念(3勝クラス・芝3000メートル)は中団から切れ味を発揮して、5馬身差の快勝だった。これで2連勝だが、かなり成長したという印象を受けた。
岩田望来騎手が乗った1週前追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン79秒8—10秒9で豪快に追走先着した。馬体も引き締まり、ステイヤーらしくなってきている。昨年の菊花賞は8着だったが、4コーナーで大きな不利があってのもの。度外視できる。力をつけた今回、スムーズならいい勝負になりそうだ。
父ウインバリアシオンは2014年のこのレースで惜しくも2着だった。勝てば父のリベンジ、そして2001年の阪神JF(タムロチェリー)以来、久々の青森県産馬によるG1制覇となるが、そんな場面も決して夢ではないと思う。(山下 優)