【夏場所番付発表】朝乃山は西幕下14枚目、炎鵬は西10枚目...全勝すれば関取復帰圏内に幕内経験者8人も

2025年4月28日(月)11時43分 スポーツニッポン

 日本相撲協会は28日、大相撲夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。

 元大関の朝乃山(31=高砂部屋)は西幕下14枚目。7戦全勝すれば関取復帰がかなう位置まで番付を戻した。平幕だった昨年名古屋場所で左膝前十字靱帯断裂の大ケガを負って長期休場。4場所ぶりに復帰した春場所で7戦全勝して三段目優勝を果たした。場所後は地元・富山で行われた巡業に参加し、部屋では幕下力士や他の部屋の関取らと精力的に稽古を積んできた。

 関取昇進圏内の幕下15枚目以内には、朝乃山を含め8人もの幕内経験者が集う。脊髄損傷の大ケガから復活途上の元幕内・炎鵬(30=伊勢ケ浜部屋)は西幕下10枚目。1年以上の休場を経て昨年名古屋場所で序ノ口から復帰し、そこから5場所連続6勝1敗で番付を戻してきた。朝乃山と炎鵬は番付が近く、ともに白星を重ねていけば対戦が組まれることも考えられる。

 また、八角部屋から2人が幕下に転落。9年ぶりに関取の座を明け渡した三役経験者の北勝富士(32=八角部屋)は西幕下3枚目。右脚の骨折で初場所から休場が続く北の若(24=八角部屋)は東幕下筆頭に番付を下げた。幕内経験者では他に、西筆頭の天空海(34=立浪部屋)、西4枚目の荒篤山(31=荒汐部屋)、東6枚目の大翔鵬(30=追手風部屋)、東11枚目の千代丸(34=九重部屋)が関取復帰を目指す戦いを繰り広げていく。

 幕下下位では、三段目付け出しデビューから3場所目で新幕下に昇進した碇潟(18=伊勢ノ海部屋)が東幕下45枚目。右膝の手術を経て序二段から復帰してきた元幕内の矢後(30=押尾川部屋)は西幕下51枚目まで番付を戻してきた。さらに、日大出身で大学9冠の花岡真生(22=境川部屋)と、足立新田高出身で昨年国スポ3位の行徳康祐(22=玉ノ井部屋)も幕下最下位(60枚目)格付け出しとして初土俵を踏む見込み。デビュー間もない若手から実績十分の幕内経験者まで、幕下の土俵にも連日大きな注目が集まりそうだ。

スポーツニッポン

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