尚弥のベガス戦へ強力援軍 大橋会長ら後発隊が渡米 現地ではボブ・アラム氏と来春中谷戦後の会談予定も

2025年4月28日(月)17時2分 スポーツニッポン

 ◇世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>WBA1位 ラモン・カルデナス(米国)(2025年5月4日 米ネバダ州ラスベガス T−モバイル・アリーナ )

 米ネバダ州ラスベガスに滞在中の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が27日(日本時間28日)、試合前最後のオフを満喫した。この日はMGMグランドを訪れ、自身の巨大ポスターをバックに記念撮影。ショッピングなどで英気を養ったという。

 またこの日、大橋会長、同ジムのトレーナー陣ら後発隊が渡米。尚弥とともに23日に現地入りした父の真吾トレーナーらと合流し、総勢13人でサポートする。5度目の海外遠征となる同会長は出発前に空港で取材に応じ「もう慣れた。後楽園ホールに行くような感覚」とおどけながら「本人からもバッチリと連絡を受けている。第2便が到着し、これでまたピリッとすると思う」と相乗効果を期待した。

 ベガス戦を控える井上の前に、また新たな刺客が現れた。5月4日(日本時間5日)の防衛戦でダブルメインを貼る、WBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(31=メキシコ)は26日(日本時間27日)、米専門メディア「ボクシングシーン」のインタビューで「井上尚弥戦に向けて準備ができていることを日本の皆さんに見せたい。パウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じた最強ランク)入りする助けになるはず」と対戦希望を明かした。同会長は「そう言ってくるのは当然。そういったチャンピオンと戦うことが井上の仕事」とモンスターの宿命だと強調した。

 井上はカルデナス戦をクリアすれば、9月日にWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)と団体内統一戦を行い、12月にはサウジアラビアで、1試合限定でフェザー級に転級し、WBA世界同級王者ニック・ボール(28=英国)との対戦を予定。来春にはWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(27=M・T)との東京ドーム決戦も内定しており、エスピノサ戦が実現するのは現実的に考えて1年以上先となる。

 現地では共同プロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOと会談し、中谷戦後のプランについても話し合う予定だという同会長は「アメリカ、サウジアラビア、日本でのビッグマッチになっていく。来年、大きな試合もあるので一つ一つ勝っていくこと」とビッグプランを進めていることを示唆した。

 試合はプライム・ビデオで独占ライブ配信され、配信は日本時間5月5日、午前8時30分からを予定している。

スポーツニッポン

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