「初代タイガーマスク」佐山サトル、“過激な仕掛人”新間寿さん通夜で誓う「タイガーマスクのプロレスを海外に広める」
2025年4月29日(火)21時45分 スポーツ報知
新間寿さんの通夜に参列した佐山サトル
今月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛人”とうたわれ、アントニオ猪木さんと共に昭和の新日本プロレスで黄金時代を築いた元新日本プロレス専務の新間寿さんの通夜が29日、新宿区の感通寺でしめやかに営まれた。
通夜には、初代タイガーマスクの佐山サトル、藤波辰爾、前田日明、新日本プロレスの菅林直樹会長、永田裕志らプロレス関係者、国民民主党の榛葉賀津也幹事長、自民党の和田政宗参院議員ら380名が参列した。
新間さんが会長を務めた「ストロングスタイルプロレス」を主宰する佐山は「新間さんの写真を見ていると僕が入門した時からを思い出してきて…全部が全部、走馬灯のように流れてきました。よく支えてくれたなとおもっています」と感謝し「父親のような温かい人だった。イメージは雷が落ちて稲光のように仕事をやったり、すごい能力がある人でしたけど、僕らにとってはすごい味方であったと思ってます」としのんだ。
タイガーマスクを生んだのは新間さんのプロデュースだった。「タイガーマスクの生みの親です。愛情をかけてくれてすごい温かさを感じる…愛を感じる人でした」と明かし、現在、メニエール病で闘病中の佐山は亡くなる前日に新間さんから激励ビデオは送られたが「そういうのを見ていると、すごい熱い人…すごい愛を父親のように感じますね」と言葉を詰まらせた。
体調が回復した佐山は新間さんの遺志を継いで「タイガーマスクのプロレスをやって海外に広めると新間さんも喜ぶと思う。それをやります」と誓った。
新間さんの戒名は「金剛院信定日壽居士位」。告別式は、30日午前10時から感通寺で営まれる。佐山は藤波と共に弔辞をささげる。