巨人・中田翔 劇的サヨナラ弾!「中田組」拡大気配 評価がうなぎ上りの「舞台裏」

2023年4月30日(日)11時41分 ココカラネクスト

チーム内の信頼も厚い中田(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は29日の広島戦(東京ドーム)に4−3とサヨナラ勝ち。9回二死から中田翔が相手守護神・栗林良吏から劇的なアーチを放ち、2連勝、4位に浮上した。

 1点差で迎えた9回、2死一塁。栗林の初球、決め球フォークを完璧に捉え、左翼席へ運んだ。打った瞬間にそれと分かる打球に思わず、ベンチを振り返り「見たか!」とポーズしてからダイヤモンドを1周。移籍後初となるサヨナラ弾、単独トップとなる6号2ランで試合を決めてみせた。

【動画】師匠の威厳を見せた!1点を追う9回二死一塁、中田が栗林から放ったサヨナラ2ランの場面

 試合後も「中田劇場」だった。この日、プロ1号アーチをかけ、目をかけている秋広優人とともに師弟コンビでお立ち台に上がると、「打席に立つ前にアキ(秋広)に『手本を見せてやるから、見とけ!』と言って、打席に立ったのですごく足が震えてました…」と一発秘話を明かすと巨人ファンからも思わず笑いが漏れた。

 さらに続けて「アキがすごくいいホームランを打ってくれたので負けるワケにはいかないと思いましたし、ファンの皆さんが最後まで声援を送ってくれたのですごく背中を押してもらった気持ちで打席に立てました。ありがとうございます!」と一転して真摯な語り口でファンに感謝の気持ちを示すと、背番号10にさらに大きな拍手が降り注いだ。

 何より、愛弟子、秋広の成長が嬉しかった。2年連続でオフに自主トレを敢行。食事をしっかりとらせて体形を大きくするよう促すなど、新55番の覚醒を側面からサポートしてきた。

 秋広だけではない。日本ハムから巨人に移籍して3シーズン目、「大将」と呼ばれる懐の深さにひかれて、「中田組」は拡大傾向にある。現役ドラフトで加入したオコエ瑠偉も中田に関して「めっちゃいい人」と慕い、4番を背負う主砲・岡本和真も信頼を置いている。

 自身も今季の目標に掲げる「打点王」に向け、着実に歩んでいる。現在トップは「14打点」の阪神・近本光司、それに次ぐ「13打点」と好調をキープしている。巨人が誇る師弟コンビが大暴れすれば、それだけ目指すV奪回にも近づくことになる。ファンが楽しみなシーズンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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