【巨人】山崎伊織、セ新記録の開幕から35回無失点「リハビリから始まり、ここまで投げられるとは」

2025年4月30日(水)23時18分 スポーツ報知

ファンの歓声に応える山崎伊織(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人2—0広島(30日・東京ドーム)

 巨人の先発・山崎伊織投手が球団記録とセ・リーグ記録を更新する開幕から35イニング連続無失点の快投。7回5安打無失点6奪三振、112球で今季4勝目を挙げた。

 開幕から28イニング連続無失点と球団記録に並んでいた山崎は初回、走者を出しながら無失点に抑えると開幕から29イニング連続無失点で2007年に高橋尚成が記録した球団記録を更新。

 その後も0を重ね、4回に1死から末包を振り逃げ(三振と暴投)で出塁させ、2死からファビアンの中前安打で一、三塁のピンチを迎えたが、菊池を右飛に打ち取り、セ・リーグ記録の1963年中井悦雄、23年村上頌樹の31イニングを更新する開幕から32イニング連続無失点をマークした。

 2点の援護をもらい、7回1死から連打で一、二塁とされたが、代打・坂倉、代打・堂林を連続でフォークで空振り三振に仕留め、ガッツポーズ。「正直投げミスもいっぱいありましたし、坂倉選手、堂林選手って続いた時に打たれてもおかしくないようなボールも投げたんですけど、追い込んでから低く意識して投げ切れたのはよかったと思います」と振り返った。

 球団記録、さらにセ・リーグ記録を更新し「リハビリから始まったんですけど、ここまで投げられるとは思ってなかったですし、これからも先発としてなんとか先制点を与えずに試合を作っていけるように頑張りたいと思います」と感慨深げに語った右腕。20年6月に右肘のじん帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた当初の自分を思い出し「本当に復帰まで時間がかかりますし、自分が投げる感覚も復帰したての時は本当にしんどい。僕は(堀田)賢慎と一緒にずっとリハビリしてたんで。同じ手術をしてこうやって賢慎もこないだナイスピッチングでしたし、他の球団でもトミージョンする子も結構いたので。リハビリしてる時は本当に投げてる姿とか想像つかないんですけど、やっぱり1日1日が大事。投げてる姿をしっかり見てもらって、自分もあそこで投げるんだという気持ちになってもらって、リハビリとか頑張ろうという気持ちになっていただけたら嬉しいです」と思いを語った。

スポーツ報知

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