那須川天心がお台場でトークショー 「次はしっかり勝つ。今年中に世界ベルトを巻きたい」

トークショーで笑顔を見せる那須川天心(カメラ・岡野　将大)

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◆プロボクシング「ＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯ　ＢＯＸＩＮＧ　１３」▽ＷＢＣ、ＩＢＦ世界バンタム級（５３・５キロ以下）王座統一戦１２回戦　ＷＢＣ同級王者・中谷潤人—ＩＢＦ同級王者・西田凌佑▽バンタム級１０回戦　那須川天心—ビクトル・サンティリャン▽ＷＢＯアジアパシフィック（Ｐ）同級王座決定戦１０回戦　坪井智也—バン・タオ・トラン（６月８日、東京・有明コロシアム）

　前ＷＢＯアジアパシフィック・バンタム級王者でＷＢＣ世界同級１位の那須川天心（帝拳）が１日、東京・港区のユナイテッド・シネマ・アクアシティお台場で「那須川天心　関係ないっしょ！　気持ちっしょ！トークショー」に出演。インスタの写真を披露したり、プレゼント抽選会など約３００人のファンとの交流を楽しんだ。

　那須川が挙手した人の中から選んで直接質問に答えるコーナーでは、仕事でうまくいかなかった時の対応や親への感謝の仕方など“人生相談”的な質問も。夜に行うルーチンを聞かれると「日記を書いたり、最近は詩を書いています。思ったことを携帯に書いて…。いつか音楽とかにしたい」というエピソードも披露して会場を沸かせた。

　那須川は「世界前哨戦」としてＷＢＡ同級６位ビクトル・サンティリャン（ドミニカ共和国）とノンタイトル１０回戦で対戦する。トークショーの最後に「前回は元世界チャンピオン（ジェーソン・モロニー＝オーストラリア）に勝って、次はサウスポーの選手で、この試合が終わって次の試合は世界タイトル…。今年中にベルトを巻きたい」と那須川。「まずは次、しっかり勝つ。狼煙（のろし）を上げます」と言葉に力を込めた。

　戦績は２６歳の那須川が６戦全勝（２ＫＯ）、２９歳のサンティリャンが１４勝（５ＫＯ）１敗。

　なお、「ＰＲＩＭＥ　ＶＩＤＥＯ　ＢＯＸＩＮＧ　１３」では、ＷＢＣ世界バンタム級王者・中谷潤人（Ｍ・Ｔ）とＩＢＦ同級王者・西田凌佑（六島）の２団体王座統一戦に加え、２１年世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したＷＢＯアジアＰ同級２位・坪井智也（帝拳）が、那須川が返上したＷＢＯアジアＰ王座を同級１位・バン・タオ・トラン（ベトナム）と王座決定戦などが行われる。日本バンタム級王者・増田陸（帝拳）の参戦も決まった。

　入場券の一般販売は５月１日午後６時から開始された。

　試合はＰｒｉｍｅ　Ｖｉｄｅｏで独占ライブ配信される。