【競泳】サラリーマンスイマー柳沢駿成「握手されたり」世界代表入りの反響実感

2025年5月1日(木)22時44分 スポーツニッポン

 今夏の競泳世界選手権(シンガポール)日本代表が1日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで実施中の強化合宿を報道陣に公開した。男子50メートル平泳ぎで初代表の“サラリーマンスイマー”柳沢駿成(スウィン高島平)は「自分がいつもやっていること(練習)と違うこと(をやり)、いつもと全く違う施設。新しいことだらけで楽しい」と目を輝かせた。

 柳沢はプールろ過の総合メーカー、アクアプロダクトでフルタイムで働きながら、普段は市民プールや一般のジムで練習。3月の代表選考会で派遣基準を突破して2位に入り、初の代表入りを果たした。現在も代表合宿以外では練習環境は変わらないといい、「反響はちょっとあって、受付のおばちゃんに握手されたり、利用者にもおめでとうと声を掛けてもらったり。(練習では)若干、気を遣わせてしまっている」と話した。

 先月のIOC理事会では、28年ロサンゼルス五輪で平泳ぎなど3泳法で50メートル種目が実施されることが決まった。世界選手権代表の柳沢の元にも知人から「おまえのためにできたんじゃないか」と連絡が届いたそうで、「タイミングが重なった。冗談でもそうういってもらえるくらい期待されるのはうれしい」と話す。ただし世界の舞台でメダル争いに加わるには、まだまだ実力不足。「頑張る目標ができたくらいに捉えて、ひとまずシンガポールで爪跡を残したい。目先のところだけ考えたい」と今夏の世界選手権に集中する考えを示した。

スポーツニッポン

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