西武 サヨナラで今季初&2年ぶり5連勝!あっ...劇的幕切れ 延長戦5戦目で初勝利 同一カード初3連勝

2025年5月1日(木)21時35分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 西武2X—1楽天(2025年5月1日 ベルーナD)

 西武がサヨナラ勝利で今季初の5連勝を飾った。今季初先発の与座海人投手(29)が6回わずか1安打無失点の快投。1—0の9回に4番手・ウインゲンターが同点に追いつかれたが、延長10回1死二塁で平沼翔太外野手(27)が右前打を放ち、相手中継の乱れで代走・仲田がサヨナラの生還を果たした。劇的な勝利で今季初の同一カード3連勝。延長戦今季5戦目で初勝利となった。

 劇的な幕切れだった。10回先頭のネビンが相手7番手・藤平の投じた3球目のフォークをうまくバットで捉えると、打球は左翼線を破りフェンスまで転がった。その間に悠々と二塁に到達したネビンはベース上で雄叫びガッツポーズ。ベンチは代走・仲田を送り、打席には平沼。2球目の直球を右前にはじき返すと、右翼手・小郷が捕球し藤平に素早く返球。仲田は三塁でストップしたが、ボールの行方から目を切っていた藤平がまさかの捕球ミス。藤平に当たり三塁ベンチ前に転々とするボールを見て仲田がサヨナラのホームを踏んだ。

 今季2度目のサヨナラ勝利を呼んだ平沼は、ヒーローインタビューで「バントのサインが出なかったので、自分で決めてやろうと思っていました」と興奮気味に語り、本拠スタンドからの大歓声と拍手を気持ち良さそうに浴びた。

 また初回だ。先頭の西川が相手先発右腕・滝中が投じた4球目の内角高めスライダーをうまく捉え、右翼線を破る二塁打で出塁。続く長谷川は死球を受け無死一、二塁と絶好の先制機に打席が回ってきた渡部聖。大歓声の中で打席に立った22歳は、滝中が投じた6球目、外角低めのスライダーに泳がせると、打球は三塁側ファウルゾーンに。4試合連続先制打を期待したファンからはため息がもれた。

 それでもここまで2戦連続決勝打を放つなど4連勝に大きく貢献している渡部聖に大きな拍手も。続くネビンが左前打を放ち、チームとしては4戦連続初回先制となった。

 今季初マウンドのサブマリン与座は、4回まで四球でランナーは出すものの無安打投球。5回に小郷に一塁内野安打を許すも6回を投げ切り、許した安打はこの1本だけ。7回は甲斐野、8回は佐藤隼が無失点で抑えたが、1点リードの9回にウインゲンターが1点を失い、勝利目前で試合は振り出しに。しかし、延長10回に平沼の一打が今季初の同一カード3連勝を呼んだ。2023年以来、今季最長となる5連勝で貯金も今季最多の2。延長戦勝利は昨年8月22日のオリックス戦(ベルーナD)延長12回に源田がサヨナラ打を放って以来となった。

スポーツニッポン

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