6回3失点のゴンソリン「その瞬間を楽しもうと」トミー・ジョン手術から復活遂げ627日ぶり白星
2025年5月1日(木)8時45分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース12—7マーリンズ(2025年4月30日 ロサンゼルス)
ドジャースのトニー・ゴンソリン投手(30)が4月30日(日本時間5月1日)、本拠でのマーリンズ戦で今季初登板初先発し、6回6安打3失点で初勝利をつかんだ。チームは5連勝を飾った。
初回を3者凡退と上々の立ち上がりを見せると、3回まで相手打線をわずか1安打。4点リードの4回にストワーズに2ラン、6回にもストワーズに適時二塁打を浴びたが、大崩れせず6回77球を投げ、四死球は0だった。
ゴンソリンは22年に16勝をマークも翌23年夏に右肘を痛め、トミー・ジョン手術を受けた。昨シーズンは全休し懸命なリハビリを経て復帰。この日の勝利が23年8月12日のロッキーズ戦以来、627日ぶりの白星となった。チームではスネル、グラスノーと先発陣が故障離脱中だけにゴンソリンの復活星は明るい話題となった。
試合後、自身の投球を振り返り「第一の目標は、チームを試合にとどまらせることでした。チャンスを与えられたと思います。」と納得顔を見せたゴンソリン。「ブルペンでの投球練習、キャッチボールを始めたあたりで、だんだん実感が湧いてきました。久しぶりの登板だったので、ただその瞬間を楽しもうとしていました」とメジャーマウンドを楽しむことを考えたとうなずいた。
序盤からの打線の援護にも「彼らがしっかり打席で仕事をしてくれて、得点してくれると本当に助かります」と感謝し「ドジャース打線を抑えるのは難しいとわかっているし、チームを試合にとどまらせて、勝利のチャンスを与えられるのは大きいです」と語った。