巨人・吉川尚輝「チーム全員で戦った結果」「誰一人諦めず」サヨナラ三塁打は松井秀喜以来球団26年ぶり

2025年5月1日(木)23時34分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人4—3広島(2025年5月1日 東京D)

 巨人の吉川尚輝内野手(30)が1日の広島戦(東京D)で自身6度目のサヨナラ打を放った。

 3—3で迎えた延長12回。先頭の代打・若林が安打で出塁も泉口が併殺打で2死走者なし。だが、キャベッジが安打でつなぐと、吉川が相手8番手右腕・岡本から右翼線へ適時三塁打を放った。キャベッジは一塁から激走。サヨナラのホームを踏んだ。

 サヨナラ三塁打は珍記録で、巨人では1966年9月10日サンケイ戦の滝安治、99年5月29日阪神戦の松井秀喜に次いで26年ぶり3度目。12球団では昨年9月21日楽天戦で柳町(ソフトバンク)が記録している。

 巨人はベンチ入りした野手全員を使い切り、8投手を含めて24人出場の総力戦。試合時間は今季両リーグ最長の4時間39分で、試合終了時刻は午後10時40分だった。

 興奮冷めやらぬなかでお立ち台に上がった吉川は「本当にこれだけ遅い時間までたくさんのファンの皆さんが応援してくださったので、最後まで諦めず、勝てたので本当に良かったと思います」と笑顔。大歓声を一身に浴びた。

 「本当に(野手は)選手全員使いましたし、ほんとチーム全員で戦った結果ですし、ほんと誰一人諦めずにベンチもみんな頑張ったので。そのなかでこういう一打を打ってうれしく思います」

 2死走者なしと追い込まれながら、6回に同点アーチを放っていたキャベッジが左前にポトリと落とす執念の安打でつなぎ、最後は思いをくんだ吉川が決めた。

 「キャベッジがね、メチャクチャ足が速くて。まず、そこにびっくりしました」と話してスタンドの笑いも誘った吉川。今季初の4連勝に「あすも勝てるように頑張ります!」と激闘の後でも元気いっぱいだった。

スポーツニッポン

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