「ノーリスペクト」 首位DeNAで「場外乱闘」 バウアーの刀ポーズをめぐって主力選手が球団にかみつく「舞台裏」

2023年5月2日(火)11時30分 ココカラネクスト

どんな快投を見せるのか、期待が高まっているバウアー(C)Getty Images

 いよいよサイ・ヤング賞右腕が降臨する。4月は球団新記録となる16勝を挙げるなど、劇的なスタートダッシュを果たしたチームにさらに強力な助っ人が加わる。

 トレバー・バウアー投手は3日、本拠地で行われる広島戦に先発予定。どんな快投を見せてくれるのか、ファンともども期待が高まっている。

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 またバウアーフィーバーが本格化しそうな今、「場外乱闘」も勃発している。

 球団公式ツイッターは1日、バウアーの日本球界初登板を前に、横浜スタジアムでの1軍初登板から球場演出として、「SWORD(ソード)セレブレーション」(刀ポーズ)のビジョン演出を新たに実施することを発表した。

 これはバウアーがメジャー時代から行っていたもので、三振を奪った際に振り上げた刀を鞘に納めるようなポーズを取るもの。公式ツイッターではバウアー自身が同ポーズを行い、ファンに向かって「皆さんもぜひ、一緒にやりましょう!」と呼びかけている。

 一方、このセレブレーションに異を唱えたのがハマの絶対守護神・山崎康晃だった。

 球団のツイートに対し「公式が煽るな。あほちん。ノーリスペクト。もっと違うやり方ある」と返信ツイート。球団が公式でパフォーマンスを広げることに、はっきりと否定的な意見をのべたのだ。

 山崎の意見を発端にファンの間からも、「相手選手も人生を賭けて戦っている。その人に向けて刀ポーズをするということは忘れないでほしい」、「(パフォーマンス)肯定派と否定派がはっきりと見えると応援する側はどうしたら良いか分からない」と困惑する意見も散見。球団側が推奨する一方で主力選手は「反対」の姿勢を示すことで、ファンを悩ませてしまっている。

こういったファンの声を受け、山崎も改めて反応、2日の朝には「確かにみんなの言う通り」「今日、球団の方とお話しします」「お騒がせしました」と自身のツイッターに投稿し、球団側と話し合う姿勢を示した。

 一方、WBCではヌートバーのペッパーミル・パフォーマンスが日本中を席巻したように、活躍したときに見せるポーズはチーム内に与える影響も大きい。ただ対戦する相手に対しての配慮、リスペクトは必要ともいわれており、過去にもこういったパフォーマンスについては議論を呼んできた。

 ただでさえ4月は7連勝締めで球団新記録となる16勝をマークと、脅威的なロケットスタートを果たした。貯金9で首位を独走中とあって、他球団からは「ストップ、DeNA!」が合言葉になりそうな状況とあって、同パフォーマンスは他球団選手の闘志に一層火をつける事態にもつながりかねない。ネット上では「チームの調子がいいだけに、こんなことで水を差してほしくない」と危惧する声も出ている。

 すでに登板試合に合わせてグッズ販売も決定。球団としたら、バウアーフィーバーを「商機」に結び付けたい気持ちも当然あるだろう。果たして刀パフォーマンスはどのような決着を迎えるのか。投球内容と共に今後も興味をひきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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