阪神・藤川監督 手堅く5犠打で首位守った!今季セ・リーグ断トツのチーム51犠打

2025年5月26日(月)5時15分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 阪神5—1中日(2025年5月25日 バンテリンD)

 阪神は徹底したバント作戦で中日3連戦の勝ち越しを決めた。1試合5犠打は、9イニングでは18年6月16日楽天戦以来、7年ぶりの球団タイ記録。藤川監督は「送りバントの全てが最善策かと言われたら、これはわからないですね」と言及を避けたものの、結果的に得点に多く絡んだ。

 5回無死一、二塁で木浪に送らせ、続く坂本のスクイズで先制した。「スクイズの1点ではゲームはなかなか決まらないです。アドバンテージぐらいに思わなければ。その1点で決まるなら、プロでも毎日、やると思います」。広いバンテリンドームナゴヤは本塁打が生まれにくく、かつ中日は打線に苦しむ。ロースコア決着が見込まれる状況で、その後も着実に1点を奪おうとする姿勢を貫いた。9回は2つの送りバントが、いずれもマルテの送球エラーを誘って4得点につながった。

 チーム51犠打は、2位・中日に13個差をつけてリーグ断トツ。3回までに併殺と走塁死が2つずつ発生する悪い流れを、堅実な野球で断ち切った。 (倉世古 洋平)

 ≪9イニングでは球団最多タイ≫

 ○…阪神のゲーム5犠打は4月2日のDeNA戦の5犠打以来だが、前回は延長12回の試合で9回までは3犠打。9回までに5犠打は、18年6月16日の楽天戦以来7年ぶりの球団タイ記録となった。なお、延長回を含む球団最多は1リーグ時代の41年10月9日名古屋戦の6犠打(9回まで5犠打)がある。

スポーツニッポン

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