佐藤淑乃「大きい選手が2枚来ると分かっていた」スパイク止められ悔し NEC川崎は完敗で3連覇へ崖っぷち…SVリーグ女子決勝

2025年5月2日(金)21時30分 スポーツ報知

第1セット、スパイクを放つNEC川崎・佐藤淑乃(カメラ・岡野 将大)

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ女子 チャンピオンシップ決勝第1戦 大阪M 3—0 NEC川崎(2日、東京・有明アリーナ)

 チャンピオンシップ(CS)第1戦で、レギュラーシーズン1位の大阪Mが、同2位のNEC川崎に3—0で完勝。2戦先勝制でリーグ初代女王に王手をかけた。一方の前身Vリーグからの3連覇が懸かるNEC川崎は崖っぷちに立たされた。

 NEC川崎のエース・佐藤淑乃はスパイクが相手ブロックに止められるなど、8得点にとどまった。試合後の取材では「この舞台を楽しみにしていたので、気持ちは前向きだった。でもプレーがついてこない部分があったので、熱くなりすぎたというか、もう少し冷静に考えられる部分はあったと思います」と悔しさをにじませた。

 第1セットの序盤、佐藤はレフトからスパイクを打ったが、195センチの蓑輪幸、188センチのリセ・ファンヘッケの2枚のブロックに止められた。相手のサーブに攻められ、苦しい体勢からの攻撃も多かった。試合序盤は得意のバックアタックも決めきれなかった。アタック決定率は20・5%にとどまり「自分の前に大きい選手が2枚来ることは最初から分かっていた」と唇をかんだ。

 長年エースを務め、昨季限り引退した古賀紗理那さんの背番号2を引き継いだのが佐藤だった。RSでは日本人最多895得点と成長を見せ、チームを導いてきた。CSは2戦先勝制で、NEC川崎は黒星発進となり、前身Vリーグからの3連覇へ崖っぷちに立たされたが、23歳の新エースは「明日はレギュラーラウンドで身につけた(攻撃の)引き出しを全部出し切りたい」とあきらめずに戦い抜く。

スポーツ報知

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