【リーグワン】花園の元豪州代表SOクーパーが大一番で本領発揮「試合後にこれだけ体が痛い...」

2025年5月3日(土)16時58分 スポーツニッポン

 ◇NTTジャパンラグビーリーグワン2部第13節 花園42—19東葛(2025年5月3日 花園ラグビー場)

 1年での1部復帰を目指す花園はホームで東葛と対戦し、42—19で下して6連勝を飾り、1部との入れ替え戦出場圏内の2位に浮上した。一方の東葛は3位へと後退した。

 負ければ昇格への道が絶たれる可能性があった大一番で、百戦錬磨の司令塔が本領を発揮した。0—12で迎えた前半18分、元オーストラリア代表SOクーパーが巧みなランでゲインし、オフロードパスでPR岡本のトライを演出。同25分にはうまく間を入れたパスでFL菅原のトライを生んだ。

 盟友の元オーストラリア代表SHウィル・ゲニアとともにチームを動かし、80分間を通じてアタックをけん引。コンバージョンキックも、前半終了間際の難しい位置も含めて5本全てを成功させた。試合後、アイシングした左膝の状態を問われ「チョット、イタイ」と言いながらも、柔和な笑みを浮かべた。

 「試合が終わった後にこれだけ体が痛いということは、それだけやった、という実感がある。勝ったことも大きなボーナスになったし、この痛みや打撲も、勝ったことで少し和らぐよ」

 序盤に2トライを許す苦しい立ち上がりだったが、チームに焦りはなかった。「ここで終わりにするのかは自分たち次第。やるのか、やらないのか。まだ時間は残っている」。そんな言葉を掛け合っていたという。3月1日の江東戦で終盤に逆転を許して3敗目。崖っぷちに立たされたが、そこから5連勝を飾って自力で入れ替え戦に進める状況まで来た。積み重ねてきた自信があった。

 ボーナスポイントを含めて勝ち点5を手にして2位に浮上し、最終節は首位が決まった愛知と対戦する。「やることは変わらない。向かってくるチャレンジに対して、立ち向かい、そのバトルを楽しむ。その上で昇格するのか残留するのか、二択になる」。再び大きな意味を持つ一戦に臨む。

スポーツニッポン

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