【高校ラグビー】全員1年生の履正社が初勝利 花園経験校の和歌山工に45―26

2025年5月5日(月)6時0分 スポーツニッポン

 ◇堺ラグビーカーニバル交流試合 履正社45—26和歌山工(2025年5月4日 Jグリーン堺)

 1年生19人でリスタートした履正社高ラグビー部が一カ月で初勝利を挙げた。相手は花園で行われる全国高校大会に24回出場している古豪・和歌山工。25分ハーフでスクラムは押し合わないルールで戦い、履正社は7トライを奪って45—26で勝った。

 前半15分にゴール前ラックからFWが押し込んで先制トライを挙げると、前半はBKがパスを繋ぎ、キックを絡めて5トライ(3ゴール)を挙げる。後半は和歌山工の上級生の個人技を止められず3トライを許したが、相手パスをインターセプトしてトライするなど、守備意識も高かった。鈴木康太ヘッドコーチ(44)は「アタックでフェーズを重ねようと練習してきた。京都成章戦ではうまく継続できなかったが、FWが前に出てくれたんで継続しやすかったかなと思います」と振り返る。4月19日に京都成章の同じ1年生と対戦したが、0—36で敗れた。力の差を感じたが、負けず嫌いの19人は2週間で成長した。

 記念すべき初トライを挙げたプロップ橘本大宙(そら)は「背番号1を付けているので一番最初にトライしたかった。ラインぎりぎりだったので飛び込んだ。嬉しいです」と満面の笑み。ゲームキャプテンのSO浮田圭悟は「ガンガン行こう、全員で練習したことを出し切ろうと言ってきた。花園を目指すなら勝たないといけない試合」と胸を張る。FWをまとめるNo・8福原颯太は「課題がディフェンスだったので、相手をよく見てタックルした。4、5回ひっくり返すことができた」とFW経験者の鈴木HCの教えを吸収し、プレーで実践した。

 和歌山工の橋脇正典監督は「全員が1年生とは思えない。楽しんでプレーしているところは、ウチの選手も学んだと思う」と若いチームを褒めた。 

スポーツニッポン

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