大谷翔平、佐々木朗希の初勝利“援護弾” 午後11時5分の8号ソロ 大雨による3時間6分の遅延関係なし
2025年5月4日(日)12時5分 スポーツ報知
◆米大リーグ ブレーブス—ドジャース(3日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。雷を伴う大雨の影響で試合開始が3時間6分遅れる中、3回先頭で3試合ぶりの8号ソロを放った。快音が響いたのは午後11時5分。初球の79マイル(約127・1キロ)カーブが真ん中付近に入ってきたところを見逃さず、打球速度107・3マイル(約172・7キロ)、打球角度35度、飛距離415フィート(約126・5メートル)でバックスクリーンに運んだ。
当初、現地午後7時15分開始のゲームは同10時21分に始まった。大谷はブ軍先発・シュウェレンバックとは昨季初めて対戦し、3打数無安打1三振。ただ、今季初対戦となった初回先頭では2試合ぶりの安打となる中前打を放っていた。そして、今度はホームラン。2年目の若き才能を相手に貫禄を示した。試合開始を待ちわびた多くの観客を魅了した。本塁打王争いでは、リーグトップのシュワバー(ブレーブス)、スアレス(Dバックス)に2本差に迫った。
2日(同3日)からはアトランタ→マイアミ→アリゾナと続く今季最長の敵地10連戦がスタート。4月19日(同20日)に真美子夫人が第1子となる女児を出産したことを発表した“大谷パパ”にとっては愛妻とまな娘に会えない試練の大型連戦だ。「ロードでは(自分が)いないので、そこがちょっと気がかり」と話していたが、初戦のブレーブス戦は4打数無安打2三振と6試合ぶりのノーヒットに終わった。それでも、引きずることなく、7試合目の登板で待望のメジャー初勝利を狙う先発の佐々木朗希投手(23)を力強く援護した。
大谷は朗希について「実力を出せれば、チームに相当なプラスになる」と話してきた。今年7月の球宴の会場でもあるトゥルイストパークで、同じ岩手出身の後輩をアシストだ。本拠地のロサンゼルスで“お留守番”の真美子夫人と長女も喜んでいるに違いない。
◇大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)
▽18年 22本
▽19年 18本
▽20年 7本
▽21年 46本
▽22年 34本
▽23年 44本★
▽24年 54本★
▽25年 8本