佐々木朗希、今季7試合目で待望の初勝利に感慨「まずはホッとしている。うれしい気持ち」 3時間6分開始遅延するも5回3失点で異例の日またぎ初勝利
2025年5月4日(日)14時58分 スポーツ報知
日米メディアの取材に応じるドジャース・佐々木朗希(カメラ・中村 晃大)
◆米大リーグ ブレーブス—ドジャース(3日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が3日(日本時間4日)、敵地・ブレーブス戦に先発し、メジャー自己最多98球で5回を投げ、6安打4奪三振2四球3失点の内容でメジャー初勝利を挙げた。最速は96・7マイル(約155・6キロ)。7度目の登板で待望の初白星を手にした右腕は「まずはほっとしてるというか。よかったなと、嬉しい気持ちです」と喜びを語った。
試合後はナインからの“手荒い”祝福があったといい、「すごく、いろんなものをかけられて。たくさんの人におめでとうって言ってもらえて、すごく嬉しかったです」と目を細めた。
雷を伴う大雨の影響で、試合開始が3時間6分遅れるアクシデントに見舞われ、午前11時21分(現地時間午後10時21分)に開始した。試合前の待機時間については「食事をとったり、あとはある程度のことは先に終わらせといて、急に始まることは聞いてたので、ルーティーンを済ませて、その後はぶらぶらしたり、ゆっくりしました」と説明した。待望のメジャー初勝利を狙う23歳の若き右腕は、雨でぬかるんだマウンドでの投球となったが、初回は1死からライリーにボテボテの三塁内野安打を許すと、3番・オズナは96・4マイル(約155・1キロ)の直球で見逃し三振。4番・オルソンを四球で歩かせ、2死一、二塁とすると、5番・マーフィーを見逃し三振でピンチを切り抜けた。
“7度目の正直”で初白星を期す23歳右腕を強力打線が援護した。1—1の3回先頭で大谷翔平投手(30)が3試合ぶりの8号ソロを放つなど、2点を勝ち越し。3—1の4回にはベッツ、フリーマンに連続適時打が飛び出すと、相手の守備の乱れも絡むなど一挙4得点で7—1と引き離した。
佐々木は、4回に先頭アルビーズに右翼スタンドに運ばれ、自己ワーストを更新する4試合連続被弾。1死から8番・ホワイト、9番・アレンに連打を浴び、さらに1点を失い、7—3となったが、チームは7連勝を飾り、貯金を今季最多「13」まで積み上げた。