【広島】打線組み替え、小園海斗の“代役”が活躍 連勝で5割復帰、3位浮上で再び関東6試合へ
2025年5月4日(日)16時57分 スポーツ報知
7回1死満塁、代打・野間峻祥が追加点となる中前2点適時打を放ち、ベンチで喜ぶ新井貴浩監督(奥中央)ら(カメラ・渡辺 了文)
◆JERAセ・リーグ 広島9—4中日(4日・マツダスタジアム)
広島が連勝で3カードぶりに勝ち越した。0—2で迎えた4回に一挙7点を奪い、逆転勝利。勝率を5割に戻し、3位に浮上した。
3回まで1安打と苦戦した中日・岡田から4回先頭のファビアンが右中間二塁打で突破口を開き、末包が右前適時打で続いた。そこから1死一、三塁となり、今季初スタメンの山足が左前への同点打で移籍初安打、初打点を記録した。さらに1死満塁と好機が広がり、投手の玉村が左前に決勝の勝ち越し2点打を放った。打者一巡し、ファビアンと末包が連続適時打。ともに1イニングで2安打2打点を稼いだ。玉村は投げては5回4失点と苦戦したが、今季4度目の登板で初勝利を挙げた。
この日は小園が今季初のベンチスタート。昨季も全試合に先発出場したが、23年8月22日から続いていたスタメンは203試合で止まった。代わって今季初の3番に入ったファビアン、三塁を任された山足が活躍。チームは連敗を7で止めた後の連勝で、5日から神宮でヤクルトと戦う。そのまま関東に滞在し、9日からDeNA戦(横浜)。4月25日から5月1日は同じ関東での6試合に全敗したが、本拠地で勢いを取り戻して再び遠征に出発する。