【大学野球】慶大・外丸東真が現役単独最多の17勝目「どっちに転んでもおかしくない展開…何とか我慢して」

2025年5月4日(日)14時43分 スポーツ報知

慶大先発の外丸東真(カメラ・宮崎 亮太)

◆東京六大学野球春季リーグ戦第4週第2日▽慶大6—1東大(4日・神宮)

 慶大が東大に連勝。勝ち点を2に伸ばした。慶大は先発した今秋ドラフト候補のエース右腕・外丸東真(4年=前橋育英)が6回を3安打1失点の好投。今季3勝目をマークし、現役最多の17勝目を手中に収めた。

 苦しい展開でも粘り強くゲームメイクできる。それがエースの矜持だ。外丸はカットボールを武器に6イニングを1失点。すると7回には打線が打者一巡で5点の大量援護。3勝目を挙げた。

 「前半からなかなか打線がつながらず、どっちに転んでもおかしくない展開だったので、何とか我慢して投げた。テンポ良く投げて、攻撃にリズムを…と思っていました」

 チームは前週の明大戦で2敗1分け。勝ち点を落とした。主将を務める外丸は「もう一度、チームも仕切り直して、『ここから6連勝しよう』という話をしていた。2連勝で勝ち点を取れて良かったです」とエースの仕事を全うした。堀井哲也監督(63)も「前半に点が取れない中、外丸がエースらしいピッチングで粘ったのが勝因」と称賛した。

 好敵手の早大・伊藤樹とは現役最多の通算勝利数を争い、1つ上に立った。「意識はしていない。自分の投球でチームを勝ちに導きたい」と外丸。昨秋5位からの頂点を、陸の王者の誰もがあきらめてはいない。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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