【阪神大学野球】大産大が劇的サヨナラでV決定戦へ プロ注目・小出は嬉し涙、2球団視察で好リード披露
2025年5月4日(日)17時40分 スポーツニッポン
◇阪神大学野球春季リーグ最終節2回戦 大産大2—1甲南大(2025年5月4日 ほっともっとフィールド神戸)
大産大が甲南大からサヨナラ勝利を挙げて勝ち点24とし、8勝2敗で並ぶ関西外大との優勝決定戦に持ち込んだ。
「2番・中堅」の江口真朋(2年)が同点の9回1死満塁で右越えのサヨナラ打を放った。
NPB2球団のスカウトが視察した一戦で、プロ注目で「4番・捕手」の小出望那(4年)は、投手2人を被安打7、1失点に抑える好リードを披露。「精いっぱい取り組んだ結果が勝利につながった」と涙を流しながらナインと抱き合って喜んだ。
今春は打率・179(39打数7安打)と苦しみながら、主将として首位を走るチームをけん引。市川哲也監督からは「主将がいいからチームがまとまる。今年は小出のチームです」と、たたえられた。
2008年秋以来32季ぶり11度目の優勝へ、あと一勝。「ここまでは悔しい試合が多かったけど、周囲のサポートに感謝したい」と決意を新たにした。
◇小出 望那(こいで・もなく)2003年(平15)8月3日生まれ、大阪市出身の21歳。小2から西成銀河で野球を始めてから捕手一筋。中学ではバイキングジュニアに所属。大産大付では1年夏に背番号12でベンチ入りし、1年秋から背番号2。大産大では1年秋にリーグ戦初出場。50メートル走6秒5、遠投100メートル。1メートル75、85キロ。右投げ右打ち。