鹿島・鬼木監督 負傷者続出の事態に「本当にどうしようかなと...」DF関川は長期離脱の可能性示唆

2025年5月4日(日)19時22分 スポーツニッポン

 鹿島の鬼木達監督が4日、福岡戦(6日、ベススタ)に向けて取材対応し、前日3日の町田戦で負傷交代したDF関川郁万が長期離脱となる可能性を示唆した。関川は同戦の前半16分頃、ヘディングで着地した際に左足を痛めて倒れ込み、担架で運ばれ退いた。指揮官は状態について「皆さんの想像がつくぐらい」と言及し、「ケガ人が多すぎるので本当にどうしようかなと…」と険しい表情で話した。

 4連勝で首位を走るが、チームは“野戦病院”と化している。FW師岡柊生が先月20日の岡山戦で左アキレス腱断裂の大ケガを負った。MF下田栄祐、FW徳田誉は骨折で戦線離脱中。さらに主力のDF小池龍太、DF濃野公人、MF樋口雄太が直近4〜5試合を欠場している。指揮官は中2日で迎える福岡戦を「総力戦」とし、「全員と言っても限られいるけれど、全員準備はしている」と強調した。

 一方で、明るい材料もある。MFターレス、FW田川亨介とこれまで出場機会に恵まれなかった選手たちが、自らのゴールで白星をもたらした。高卒3年目のDF津久井佳祐は、不慣れな右サイドバックで目覚ましい成長を見せる。鬼木監督は「若い選手が試合を経験して、こうやって伸びていくんだなと思ったし、伸び始めたら一気に伸びてくるという感覚もある。やっぱり面白いですね。試合に出ていなくても成長している姿は見えるので、そういう選手がどんどん出てきてほしい」と期待を込める。

 町田戦で緊急出場したDFキムテヒョンは、関川に代わり最終ラインを担うことが濃厚。福岡戦で先発すれば今季リーグ初スタメンとなる。「郁万選手の分まで自分がやらなくてはいけない」と神妙に話したセンターバックは「自分も活躍したいという気持ちは強くある。自分の活躍イコール、チームの勝利。勝利にどう貢献できるかを考えながらプレーしたい」と強い決意をにじませた。

スポーツニッポン

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