大谷翔平 第3打席は痛烈177キロ中前打 8号含め3安打 3時間遅延もなんの 初勝利狙う朗希援護
2025年5月4日(日)12時34分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—ブレーブス(2025年5月3日 アトランタ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は3日(日本時間4日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。雷雨のため、3時間6分遅れで始まった試合の初回に2試合ぶりの安打となる中前打を放った。第2打席では3試合ぶりの一発となる今季8号を放つと、第3打席でも中前打を放ち、6試合ぶりの1試合3安打をマークした。
雷雨で試合開始が遅れ、試合開始は現地時間の午後10時21分。試合前にはブレーブスのマスコット・ブルーパーと並んで外野の芝生上でダッシュする場面もあった。大谷は普段同様に打席に入ると、カウント1—2から右腕シュウェレンバックの速球を捉えて中前に運んだ。
佐々木が1点リードの2回に失点した直後の3回だった。先頭として打席に入ると、シュウェレンバックの初球カーブを強振。打球速度107.3マイル(約172.7キロ)、35度の角度で中堅方向へ飛び出した打球は軽々とフェンスを越えて415フィート(約126.5メートル)地点で弾んだ。
第3打席は3—1の2死走者なしの場面。カウント2—1から甘く入ったカットボールを完璧に捉えると、打球速度110マイル(約177キロ)の痛烈な打球はあっという間に二遊間を抜けて中前に達した。次打者ベッツの打席でフルカウントから大谷がスタートを切ると、三塁線を破る当たりでチーム4点目のホームを踏んだ。さらにフリーマンやスミスにも適時打が飛び出してこの回一挙4点を奪い、打線が佐々木を強力援護した。
2日のブレーブス戦は4打数無安打で、今季最長だった連続試合安打が5試合で止まった。一発は4月29日のマーリンズ戦で放って以来3試合ぶりで、メジャー初勝利を目指す佐々木朗希を援護した。
試合前には35球のブルペン投球。最速は94マイル(約151.3キロ)だった。直球、ツーシーム、スプリットに加え、カットボールも2球。35球のうち、最後の8球はセットポジションからのクイック投球も見せた。途中からマーク・プライアー投手コーチが左右で打席に立って、15球ほど球筋も確認した。キャンプ中だった2月22日には右肘手術後最速の95マイル(約152.9キロ)を計測。開幕前には投手調整を一時中断していたが、球速も徐々に戻ってきているようだ。