浦和 9季ぶり5連勝 立役者の松尾が右足弾「今日は起きた時から凄く気分が良かった」
2025年5月4日(日)4時30分 スポーツニッポン
◇明治安田J1第14節 浦和2−0東京V(2025年5月3日 埼玉)
明治安田J1リーグは8試合が行われ、浦和はホームで東京Vに2—0で快勝し、16年以来9シーズンぶりの5連勝で2位に浮上した。前半6分にFW松尾佑介(27)の今季3点目となる右足弾で先制すると前半31分にはMF渡辺凌磨(28)が追加点。鹿島は町田に1—0で競り勝ち、首位をキープした。
乗ってる男がまた決めた。開始6分、左サイドでボールを受けたFW松尾が中央に切れ込み右足でシュート。3試合ぶりの今季3点目で今季最多5万2429人の観衆を集めた埼スタを沸かせた。本職は左ウイングだが、4月13日の町田戦で1トップで初起用されてからチームは連勝街道に突入。開幕から4戦勝利なしの低迷を打破してV字回復させた立役者は「今日は起きた時から凄く気分が良かった。それが試合に出た。たまにあるんですよ」と笑った。
MFグスタフソンがコンディション不良でベンチ外となる中、MF松本が5試合ぶりに先発復帰して安定したプレーを披露。後半32分にはケガから復帰したMF中島が7試合ぶりにピッチに立ち、直後にポスト直撃の直接FKを放った。層の厚さも見せ、第2ステージを制した16年9〜10月の6連勝以来となる5連勝。今季は終盤に投入されて試合を締める役割に徹するMF原口は「今まで経験した中で強いチームは選手が迷いなくプレーできている。近い雰囲気はある」と手応えを口にした。 (木本 新也)