大谷翔平が走塁の恩師の前で今季4戦4盗塁「決めたいなという気持ち」「前進につながる去年1年」
2025年5月6日(火)11時0分 スポーツ報知
◆米大リーグ マーリンズ—ドジャース(5日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3点をリードした5回無死二塁の3打席目に、右翼へ2試合ぶりの本塁打となる9号2ランを放った。
圧巻の当たりを放ったのは3—0とリードした5回無死二塁の3打席目。フルカウントから22年サイ・ヤング賞右腕・アルカンタラの97・7マイル(約157・2キロ)直球をはじき返すと、打球速度が今季MLB全体で本塁打では最速の117・9マイル(約189・7キロ)で、打球角度20度という弾丸ライナーで右翼のドジャースブルペンに飛び込んでいった。
さらに3回1死では四球を選んで出塁すると、今季10個目の盗塁となる二盗も成功。昨年ドジャースの一塁コーチを務めて大谷の走塁面での助言を送って59盗塁につなげた走塁の恩師マッカローコーチは今季、マーリンズの監督。マーリンズ戦は今季ここまで4試合で4盗塁と走りまくっている。
マッカロー監督の前で走りまくる心境について「もちろん僕にとっては走塁の大きな前進につながる去年1年を一緒に過ごせたかなと思うので、そういう意味ではもちろん決めたいなという気持ちはある」と話しながら「シンプルに(盗塁が)成功すると自分が確信を持ったときにスタートを切りたいですし、決めたいからといって強引に行くことはない。本当に冷静に、試合前から始まっているくらいの感じで冷静にいけたらいいんじゃないかなと思っています」と振り返っていた。マーリンズ戦は6、7日(同7、8日)も敵地で行われる。