大谷翔平がオフに一緒に練習した韓国人内野手の初安打を祝福「素晴らしい活躍」「特別な日」
2025年5月6日(火)11時24分 スポーツ報知
◆米大リーグ マーリンズ—ドジャース(5日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3点をリードした5回無死二塁の3打席目に、右翼へ2試合ぶりの本塁打となる9号2ランを放った。
圧巻の当たりを放ったのは3—0とリードした5回無死二塁の3打席目。フルカウントから22年サイ・ヤング賞右腕・アルカンタラの97・7マイル(約157・2キロ)直球をはじき返すと、打球速度が今季MLB全体で本塁打では最速の117・9マイル(約189・7キロ)で、打球角度20度という弾丸ライナーで右翼のドジャースブルペンに飛び込んでいった。
ドジャースはこの試合、「9番・二塁」で金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)がメジャー初スタメン。5回の2打席目にメジャー初安打となる左前安打を放つと、二盗も決め、大谷の9号2ランでホームを踏んだ。ベンチに戻ると大谷も自分の本塁打以上に喜んで金慧成を祝福していた。
大谷は「本人にとって特別な日だと思いますし、きのうも得点にはつながらなかったですけど素晴らしい走塁(代走で二盗)で、今日も素晴らしい活躍だったと思います」と祝福。同じ代理人事務所「CAA」と契約しているとあってオフには「同じ場所で練習をしていた。(ドジャースタジアムが)改装していて違う場所で練習しないといけなくて、僕はリハビリがあって、そこで練習することになっていた。彼のフリーエージェント期間にこっち(米国)で練習しているときに同じところで練習していました」と明かしていた。
23年WBC韓国代表の金慧成は、二塁のレギュラー候補として3年総額1250万ドル(約20億円=契約発表時のレート)でドジャース入りしたが、オープン戦で結果が残せず、開幕前にマイナー降格。3Aオクラホマシティではスイング改良など打撃を見直し、28試合で打率2割5分2厘、5本塁打、19打点、13盗塁とアピールに成功し、エドマンの負傷者リスト(IL)入りもあって、メジャーに昇格した。3日(同4日)の敵地・ブレーブス戦の守備でデビューし、4日(同5日)には代走で出場してメジャー初盗塁となる二盗を成功させた。メジャー初スタメンだったこの日は4打数2安打1打点。メジャー初安打、初マルチ安打、初打点、初得点などをマークしてチームの勝利に貢献した。