大谷翔平も祝福 ド軍期待の韓国人内野手がメジャー初先発、初安打、初打点、初得点と躍動「本当に光栄」
2025年5月6日(火)11時32分 スポーツ報知
◆米大リーグ マーリンズ4—7ドジャース(5日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3点をリードした5回無死二塁の3打席目に、右翼へ2試合ぶりの本塁打となる9号2ランを放ってチームの勝利に貢献した。
大谷が自分のアーチ以上に喜んだのは、この試合に「9番・二塁」でメジャー初先発した金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)の活躍だ。5回の2打席目にはメジャー初安打となる左前安打を放って二盗も決めると、大谷の2ランで初得点もマークした。大谷からはベンチで祝福され「とてもうれしかった。ホームランを打ったあとにも関わらず『おめでとう!』と声をかけてくれて本当に光栄」。同じ代理人事務所と契約して入団前から同じ場所で練習をするなど交流もあり「大スターなのでまだ少し緊張するけど…。でもいつも話しかけてくれるので、大きな助けになっている」と感謝した。
適時打も放って4打数2安打1打点、1得点1盗塁と大活躍。二塁のレギュラー候補として3年総額1250万ドル(約20億円=契約発表時のレート)でドジャース入りもオープン戦ではアピールできずに開幕直前にマイナーに降格する屈辱も味わったが、28試合で打率2割5分2厘、5本塁打、19打点、13盗塁とアピールに成功してメジャーの舞台をつかみ取った。「すごく楽しかった。きょうはチームに貢献できて本当にうれしい。いい結果が出てよかった」。忘れられない一日となったはずだ。
大谷も「本人にとって特別な日だと思いますし、きのうも得点にはつながらなかったですけど素晴らしい走塁(代走で二盗)で、今日も素晴らしい活躍だったと思います」と祝福していた。