境川部屋に2関脇、1小結が集結 大栄翔、若隆景らが熱い稽古を展開

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　大相撲夏場所（11日初日、東京・両国国技館）に向け、関脇・大栄翔（31＝追手風部屋）、同・霧島（29＝音羽山部屋）、小結・若隆景（30＝荒汐部屋）が6日、東京都足立区の境川部屋に集まり、平幕・平戸海（25＝同）らを交えて熱の入った申し合い稽古を行った。

　18番取った若隆景は低い重心からの差し身の良さやおっつけが際立った。相手のまわしを切って出るなど巧者ぶりを発揮し「いい稽古ができて良かった。調子はまあまあ」と明るい表情。三役復帰の場所に向け「しっかりと稽古して臨みたい」と意欲を示した。

　境川部屋への出稽古は久々という大栄翔は「内容のある稽古ができました」と振り返った。平戸海とは本場所の取組でも激しい攻防が繰り広げられているが、この日もお互いが一歩も引かぬ熱いバトルを展開。「（平戸海とは）いい稽古になりますし、強いですね」と満足顔だ。

　最多23番の平戸海は「全部出し切りました。（役力士が）来てくれて有り難いです」と振り返った。3日には出稽古に来た大関・大の里とも20番取り「前回（の三番稽古）より（大関に）勝てた感じだった」と手応え十分に話す。3場所連続負け越しで春場所は東6枚目に転落したが、9番勝って西3枚目に番付を戻した。「悔しい思いをした。久しぶりに上位と当たれる位置に戻ってうれしい。しっかりと結果を出したい」と意欲を見せた。