広島 最後は栗林!中継ぎ一筋だった清川栄治さんの命日にブルペンデーで勝利ささげた
2025年5月6日(火)5時45分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 広島4—0ヤクルト(2025年5月5日 神宮)
最後は、守護神・栗林が締めた。広島が3連勝を飾り、今季9戦目にして初めて関東での白星をつかんだ。
世間的には「こどもの日」の「5・5」。1年前に、球団OBで投手コーチも務めた清川栄治さんが亡くなった日でもあった。現役通算438試合すべて救援登板と、中継ぎ一筋に生きた先人の命日に、くしくもチームはブルペンデーで戦いに臨んだ。
まずは21年10月9日巨人戦以来4年ぶりの先発登板となった高橋が3回無失点と好投し「リズムをつくり出せたのは良かった」。2番手・鈴木も2回無失点。現役ドラフトで移籍後初勝利を挙げ「カープに来られたからこそ、勝ちも付いてきたのかな」と喜んだ。6回以降は島内、森浦、塹江、栗林が4イニングを無安打無失点に封じた。
新井監督も「ブルペンデーみたいな感じだったけど、みんな頑張ってくれた」と投手陣を称えた上で「清川さんも喜んでくれているんじゃないですかね」と故人をしのんだ。この日、全国各地でひるがえった鯉のぼりのごとく、新井カープが再び上昇気流に乗る。