【欧州CL】スーパーサブがインテルを決勝へ導く活躍 延長弾フラッテージ「いつも最後に決めるタイプ」

2025年5月7日(水)9時35分 スポーツニッポン

 ◇欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦 インテル・ミラノ(イタリア)4—3(2戦合計7—6)バルセロナ(スペイン)(2025年5月6日 イタリア・ミラノ ジュゼッペ・メアッツァ)

 インテル・ミラノが15季ぶりの欧州制覇に王手をかけた。ホームでの第2戦で延長の末にバルセロナを4—3で下して2戦合計7—6とし、マンチェスター・シティー(イングランド)に敗れた22〜23年シーズン以来2季ぶりの決勝進出。09〜10年シーズン以来4度目の優勝にあと1勝とした。パリ・サンジェルマン(フランス)—アーセナル(イングランド)の勝者と対戦する決勝は31日、ドイツ・ミュンヘンで行われる。

 2点を先行しながらも後半に3点を奪われて逆転され、後半アディショナルタイムに追いつくと、延長前半9分に途中出場のFWフラッテージが決勝弾。ペナルティーエリアでFWタレミからパスを受けると、フェイントを入れてブロックに来た相手DFのタイミングをずらし、技ありの左足シュートをゴール左へ沈めた。

 興奮のあまり叫びすぎ「目の前が真っ暗になった」というフラッテージは、2日前に腹筋を痛めていたことを明かし「今日は理学療法士のみんなに感謝しなくちゃ」とコメントした。23年7月にサッスオーロからインテル加入。今季は公式戦わずか7得点で放出もささやかれる中、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)とのCL準々決勝第1戦でも途中出場から決勝ゴールを決めた。大仕事をやってのけたスーパーサブは「これが僕のキャリアの象徴。才能に恵まれているわけじゃないが、いつも最後に決めるタイプ。今日も3—3のとき、(FWの)テュラムに“勝ち抜くぞ”と伝えたんだ」と胸を張った。

 インザーギ監督は「バルセロナは本当に強いチームだった」と称えた上で、「インテルは2試合とも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。本当に誇りに思う。彼らは持てる力の全てを出し切った」と土壇場で粘り強さを発揮したチームを称賛した。第1戦で「50年に一人の天才」と絶賛したバルセロナの17歳FWヤマルに加え、この日は「(MFの)デヨングも傑出した選手。ポジショニングが非常に良く、ボールクリアも巧みだ」と評価。それでも「私は世界中のどのチームとも自分の選手を交換するつもりはない」と選手たちへの信頼を口にした。

スポーツニッポン

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