【三国ボート スポニチ後援GW三国ボートフェスタ】今垣光太郎 トップSから押し切り44回目の地元制覇
2025年5月7日(水)15時51分 スポーツニッポン
ボートレース三国のスポーツニッポン後援「GW三国ボートフェスタ」は7日、水面状況悪化により9Rから使用の安定板が装着されたまま12Rで優勝戦が行われ、今垣光太郎(55=福井)がインからコンマ16のトップSを決めて逃げ切り1着。1月7日の地元正月戦以来となる今年2回目の優勝を飾った(通算では121回目。三国では44回目)。2着に佐藤悠、3着は萩原秀人が入った。
地元の大将が、改めて存在感を示した。
最終日の今垣はチルト0でプロペラを結構叩き、「今日だけ良かったです」と手応えを得た。スタート展示で2号艇の萩原にインを奪われる予測外の事態があり「本番は(萩原が)来たら100かな」と深い進入も覚悟していたが、レースではインを守った。
節イチパワーで最大の強敵と目された佐藤が3カドでコンマ37の立ち遅れ。一方、今垣は「萩ちゃんがツケマイに来るのは五分五分と思って、様子見で」と慌てず萩原のジカ捲りを受け止め先マイ。道中は佐藤の追い上げを振り切り、先頭でVゴールを駆け抜けた。
最近は「スタートが行けていないので」という現状も「オールスター(27日〜6月1日、まるがめ)に取っておいているんですけど」とSGへの意欲を見せ「西橋(奈未)とぶちかましてきます」と地元ファンに力強くアピールした。
その前に次節の住之江なにわ賞(13〜18日)が控える。“スポニチ杯連覇”で、さらに弾みをつけるか。
◇今垣 光太郎(いまがき・こうたろう)1969年(昭44)9月18日生まれ、石川県出身の55歳。福井支部の63期生として88年11月19日、三国でデビュー。通算成績は356優出121V(SGは99年3月22日の児島クラシックなど9V、G1は30V)。同期に滝沢芳行、渡辺睦広ら。1メートル60。血液型A。