【ボートレース 女神にキュン】高木茉白 バイクからボートに乗り換えてスピード追求
2025年5月8日(木)4時30分 スポーツニッポン
祖父がモトクロスのチームを結成、それを父が受け継いだ。その後、オートレースで脚光を浴びることになる佐藤摩弥もチームの一員だった。そんなモト一家に育った高木茉白(18=埼玉)がモータースポーツに興味を持つのは自然な流れ。バイクに乗ってスピードを追求した。
ボートに2度目の受験で合格。憧れの「男女関係なく戦えるスポーツ」に足を踏み入れた。
養成所では勝率5.83と9人の女子ではトップの成績。デビューから1年がたち、「旋回力が上がりました」と自己分析する。
4月23日の津5Rでは大外から最内を差して2着と初の舟券絡み。3連単33万円の超高配当で全国に話題を提供した。
「次は初1着?」と水を向けると「いつかは獲れると思っているので焦ってはいないです。それより全体の着を上げたい」と地に足のついた返答。その“いつか”が早々にやってきた。
4日のびわこ2Rでフライングが2艇出ての繰り上がりながら、デビュー137走目で初勝利!「ホッとしています」と語り、一歩階段を上がった。
「摩弥さんはSGにも出るレーサーでレベルが違うんですが、いつも楽しく話してくれて勉強になります」。佐藤との次の食事会では、いい報告ができそうだ。
◇高木 茉白(たかぎ・ましろ)2006年(平18)9月19日生まれ、埼玉県出身の18歳。134期生。「夢は師匠の飯島昌弘さんに勝つことです」。マイブームはご当地キーホルダー&ボート場のマスコットぬいぐるみ集めること。1メートル45、49キロ。血液型AB。