フリーマン 12戦連続Hで打率.362に浮上し隠れ首位打者「探していたスイングをようやく見つけた」

2025年5月8日(木)10時49分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース10—1マーリンズ(2025年5月7日 マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が7日(日本時間8日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。2打席連続四球で迎えた第3打席で右中間を破る今季4本目の三塁打を放ち、今季最長タイの5試合連続安打をマークした。また、この日は3四球(申告敬遠を含む)を選び、2打数1安打2得点でチームの快勝に貢献。チームは今季5度目の2桁得点を奪い、4カード連続勝ち越しを決めた。

 0—0の6回1死なしから大谷は右中間を破る三塁打。次打者ベッツが四球でつなぐと、3番フリーマンが左前へ先制の適時打を放った。

 第4打席は2—0とリードした7回2死二、三塁。ここは一塁が空いていたためマーリンズベンチが申告敬遠を選択して大谷を歩かせた。この作戦に敵地ながら球場全体からブーイングが送られたが、大谷は相手捕手と何やら言葉を交わして笑顔で一塁へ向かった。続くベッツは押し出し四球。フリーマンは走者一掃の適時三塁打、ロハスも適時打を放ち、一気に6点を奪って突き放した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は大谷が申告敬遠で歩かされた後に一挙6得点を奪った攻撃について「翔平が敬遠されても、ムーキーの打席で四球を選んで、結局得点につながった。翔平を敬遠してムーキーと勝負するのは簡単な判断ではないけれど、後ろに良い打者が並んでいると、こうやって結果につながる。チーム全体の力が出た場面だったね」とにんまりだった。

 フリーマンはこの日3安打4打点の大活躍。規定打席には7打席足りないものの、打率.362とした。現時点でのナ・リーグ首位打者はカージナルス・ドノバンの.331。フリーマンが規定打席に到達し、現在の打率をキープしていればトップに浮上することになる。

 この日で12試合連続安打としたフリーマンは「スイングがセンター方向に向いていて、ずっと探していたスイングをようやく見つけた感じ。今日の三塁打の球もゾーンの下の方だったけど、それを引っかけずにしっかりスルーできた。そういう時は、自分の状態がいいってこと」と手応えを口にした。

 右足首痛を抱えながらプレーする大砲は「自分ではまだアスリートだと思っているんだけど、今日もダブルプレーでアウトになった時の映像を見たら、あまりカッコよくなかった。だから、これが新しい普通なのかも。頭と足首がまだ連動してないというか、自分ではまだ走れると思っているけど…。でもルーティンは変わってないし、足首もかなり良くなってきているよ。実際、この遠征中に休ませる話もあったけど、休まなかった。それが足首の状態を物語っていると思う。かなり良い状態にあるし、スイングもいい感じ」と自虐的なコメントで笑わせつつ、状態の良さをアピールした。

スポーツニッポン

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