メジャー初満塁被弾...山本由伸に現地実況「衝撃的」 レジェンドOBが指摘する“考慮すべき”点とは
2025年5月9日（金）12時33分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—ダイヤモンドバックス（2025年5月8日 フェニックス）
ドジャースの山本由伸投手（26）が8日（日本時間9日）、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。4回に先制の満塁弾を被弾した。これまでの試合で安定感抜群の投球を見せていただけに現地放送では「衝撃的」と驚きの声が上がった。
この日、地元メディア「スポーツネットLA」が試合を中継。実況をステファン・ネルソン氏、解説を92年シーズンのナ・リーグ新人王で通算284本塁打のレジェンドOB・エリック・キャロス氏が務めた。
4回、山本は先頭にこの試合初めて四球を与えると、安打と死球で無死満塁。2回に安打を許している6番モレノに甘く入ったカットボールを右方向に運ばれると、打球はそのままフェンスを越えて先制の満塁弾を被弾した。
ネルソン氏は「山本がメジャーリーグで初めて被弾した満塁ホームラン」「衝撃的な4回」と伝えた。
キャロス氏は、試合前の時点で両リーグ唯一の防御率0点台の0.90と抜群の安定感を発揮していた山本だけに「今夜は少し不安定で、いつもの山本らしさがないという話がありましたね」と語った。
さらにこれまで中6日を基本としていたが、今シーズン初めて中5日で登板。レジェンドはこれに言及し「もし、その点を考慮しない人がいるなら…少なくとも、それが初めてのことであるということは認めるべきです。良いか悪いかは別として、初めての経験です」と説明した。
山本は今季8度目の登板で最多失点となり、メジャー2年目で初めて満塁弾を被弾。5回を投げ、6安打で今季最多5失点となった。
