横浜M・西野SD、ロペス&新指揮官との“緊急面談”明かす「かなり厳しく伝えた」「誤解を招く」

2025年5月9日(金)17時54分 スポーツニッポン

 J1で単独最下位に沈んでいる横浜F・マリノスは9日、神奈川県横須賀市のクラブ施設でC大阪戦(11日、ヨドコウ桜スタジアム)に向けた全体練習を行った。準々決勝敗退に終わったアジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)の開催地サウジアラビアから帰国後初めて報道陣に練習公開。西野努スポーティングダイレクター(SD、54)が取材に応じ、リーグ戦巻き返しへチーム一丸の重要性を強調した。

 「今いるメンバーで何ができるか(が重要)。監督が中心になってスタッフ、チームが強く一つになること。そして、選手たちに同じメッセージを伝えることが大事」

 スティーブ・ホーランド前監督(54)が先月18日に解任されて以降、ヘッドコーチ(HC)として暫定的に指揮していたパトリック・キスノーボ氏(44)が5日に監督へ昇格。西野SDは「チームの空気を変えてほしい、チームに自信をもたらしてほしい、チームが危機的状況なので目の前の勝ち点を取りにいくという難しい注文をしている」と説明した。

 一時はチーム内で不協和音が生じていたが、西野SDは新指揮官、エースと“緊急面談”を実施していた。先月20日の浦和戦ではFWアンデルソン・ロペスが試合後の取材エリアで采配批判するなど不満を爆発。西野SDは同戦後にロペス、キスノーボ監督と話し合いの場を設け、ACLEの開催地サウジアラビアへ乗り込んだという。面談内容について「詳しいことは言えない」と前置きしたうえで、こう明かした。

 「チームとして、サッカー選手として話した。厳しいことも言った。彼の心の内も明かしてもらった。僕としては“(ロペスの発言には)誤解を招く表現があった”などとかなり厳しく伝えた。行きすぎた判断とかアクションは今のチームにとって良くないので、なんとか今いるメンバーがパフォーマンスすることを重視して話した」

 今後はチーム一丸となってリーグ戦で巻き返しを狙う。「チームの雰囲気も見るからに変わっている。そういった意味では期待を持てる状況になっている」と西野SD。まずはC大阪戦で今季リーグ戦2勝目を目指す。

スポーツニッポン

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