【大学野球】東大・酒井捷が2年ぶりアーチ VR練習が奏功「何回も見たような球だなと」アナリストに感謝

2025年5月10日(土)17時15分 スポーツ報知

法大1回戦の8回に2年ぶりの本塁打となる右越えソロを放った東大・酒井捷外野手(カメラ・加藤 弘士)

◆東京六大学野球春季リーグ戦 第5週第1日▽法大9—3東大(10日・神宮)

 東大のリードオフマン・酒井捷(すぐる)外野手(4年=仙台二)が自身2年ぶりのアーチを放った。

 2−9で迎えた8回2死。法大の先発左腕・野崎慎裕(4年=県岐阜商)のカーブをフルスイング。打球は右翼席に着弾する今季1号だ。酒井にとっては2023年春季リーグ戦・早大1回戦以来の一発となった。

 「越えてくれと思っていました。スタンドまで行くとは思っていなかった。打った瞬間、それと分かるホームランで喜びたかったんですが、必死でそれどころではありませんでした」

 50メートル走6秒0の俊足を誇り、2年秋には打率3割1分6厘で外野手のベストナインに輝いた、赤門を代表するヒットメーカー。しかし今季は試合前まで18打数2安打と苦しんでいた。打撃フォームを微修正し、一発をたたき込んだ。

 チームはVR(バーチャル・リアリティ)ゴーグルを用いての練習に取り組み、相手投手の軌道をイメージした準備が可能だ。「きょうの野崎君は、何回も見たような球だなと思いました」とアナリスト部門の仲間たちにも感謝した。

 ホームランボールに「前回は実家に持っていったんですが、今回はお世話になった方に渡せれば」と酒井。眠りから覚めたバットマンが、もっともっと打ちまくる。(加藤 弘士)

スポーツ報知

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