菅野智之がチーム単独最多4勝目でまたも連敗ストッパー 米自己最長8回途中1失点で日米通算140勝

2025年5月10日(土)13時35分 スポーツ報知

◆米大リーグ エンゼルス1—4オリオールズ(9日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 オリオールズ・菅野智之投手(35)が9日(日本時間10日)、敵地・エンゼルス戦に先発し、メジャーでは自己最長となる7回1/3で93球を投げ、3安打1失点、無四球5奪三振の快投を見せて、チーム最多となる4勝目(2敗)をつかみ、日米通算140勝目となった。チームの連敗を「5」で止め、防御率は2・72となった。最速は93・6マイル(約150・6キロ)で、スプリットやスライダー系の変化球を自由自在に操り、ストライク率は69・9%だった。

 5連敗中で今季ワーストの借金が10となっていたオリオールズ。菅野は2回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球を見せる好発進を切ると、打線も初回のヘンダーソンの4号ソロなど2回までに3点を奪って援護した。

 3回は1死からアデルにこの試合初安打となる中前安打を許したが、後続を打ち取って走者を進めず。5回は2死からレンヒーフォに中堅フェンス直撃の二塁打を許して初めて得点圏に走者を背負ったがアデルを三ゴロに打ち取った。7回は先頭のモンカダに右翼線への三塁打を浴びて無死三塁。初めて先頭打者の出塁を許して三塁に走者を背負うと、続くウォードの三ゴロで1点を返され、2点差に迫られた。

 7回を終えて91球だったが続投して、メジャー8試合目の登板で初めて8回のマウンドに上がると、先頭のレンヒーフォを二ゴロに打ち取って降板。ベンチに下がる際には敵地ながら拍手が送られた。8回は2番手カノが2人の走者を許し1死一、二塁となったが、ネトに13球粘られるも空振り三振。2死でエーキンがシャヌエルを中飛に打ち取ってピンチを切り抜けた。

 菅野は、山本(ドジャース)、千賀(メッツ)に並ぶ日本人最多の4勝目。これまで菅野は2度、3連敗を止める「連敗ストッパー」としての役割を果たしており、5連敗を止める4勝目でまたしても存在感を示した。

スポーツ報知

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