菅野智之は「えぐい」球団公式X、米記者も無双ぶりに脱帽 メジャー自己最長、8回途中1失点の快投 山本、千賀に並ぶ4勝目をマーク「何て邪悪なスプリットなんだ!」
2025年5月10日(土)17時3分 ココカラネクスト

菅野はチームの連敗を止める力投を見せた(C)Getty Images
オリオールズ・菅野智之は9日(日本時間10日)、敵地・エンゼルス戦に先発、メジャーでは自己最長となる7回3分の1、93球を投げ、3安打1失点、無四球5奪三振の圧巻のパフォーマンスを見せた。
【動画】この邪悪なスプリット!菅野がエンゼルス打線に快投を見せたシーン
これでチーム最多となる4勝目をマーク、山本由伸(ドジャース)、千賀滉大(メッツ)に並ぶ日本人投手最多勝ち星と着々と結果を積み重ねている。
チームは試合前まで5連敗中。苦境にエースがしっかり活躍を見せた。
初回、ヘンダーソンが右翼席へ先制ソロをマーク。
1点の援護をもらってマウンドに上がると先頭のザカリー・ネトをスプリットで三ゴロに、続くノーラン・シャヌエルからは3球で空振り三振を奪う。二死からヨアン・モンカダも右飛に打ち取り、幸先の良いスタートをきる。
2回も三者凡退に抑え3回は一死からジョー・アデルに中前打を許すも、カイレン・パリスを空振り三振、1番に戻ってネトを二飛に打ち取って、失点を許さない。5回は二死からルイス・レンヒーフォーに二塁打を許すもアデルを三ゴロに打ち取り、5回無失点。
7回は先頭のモンカダに三塁打を許し、次打者の遊ゴロの間に1点を失うもメジャーでは初となる8回のマウンドにも上がり、一死を奪ったところで降板。迎えられたベンチでは拍手が沸き起こった。
この日の勝利が日米通算140勝目の節目となった。最速150キロの直球、スライダー、スプリットを自在に操り、エンゼルス打線をしっかり封じ込めた。
この菅野の快投には球団公式Xも日本語で「えぐい」と言葉を添えて速報、"ピッチングニンジャ"ことMLB公認アナリストのロブ・フリードマン氏も自身のXでこの日の菅野のスプリットに「何て邪悪なスプリットなんだ!」と切れ味抜群とたたえた。
35歳のオールドルーキーはチームの連敗を止め、海を渡ってもエースの活躍を見せている。背番号19の存在感はメジャーでも日に日に増していっているようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 「なんて、えげつないスプリットなんだ!」米実況も驚愕 菅野智之 ヤンキース打線に5回8奪三振無失点の快投で3勝目 米ファンも反応「彼はヤマモト、センガにも劣らない」
- ヤ軍実況も感服したジャッジを翻弄した「芸術」 “MLB平均以下の球”で菅野智之が示した「野球界で失われる価値」
- 思わずバット投げ捨てる“バンザイ弾”で驚異の7戦5発! 止まらない大谷翔平の異次元さを物語る「1.138」
- なぜ日本で異彩を放った佐々木朗希の“真っすぐ”は打たれるのか? ド軍投手コーチが明かした顕著な「球速低下の理由」
- 「なんてことだ」の確信弾! 猛打賞の大谷翔平が土壇場で放った衝撃の一打に米愕然「スーパースターは、またMVP級のシーズンを」