代役4番たちが陥る”変化” 巨人・阿部監督が考察
2025年5月11日(日)5時5分 スポーツ報知
ヤクルトに勝利し、ナインを迎える阿部監督(カメラ・相川 和寛)
◆JERA セ・リーグ ヤクルト2ー3巨人(10日・神宮)
阿部監督のオーダー変更が得点に結びついた。岡本が左肘じん帯損傷で登録抹消されてからは2戦連続で若林を3番、吉川を4番で起用していたが、2人を2、3番に戻した。第93代4番にはキャベッジを据え、5番には岸田を起用。新打線が機能して4回に決勝点をもぎ取った。
先頭の若林が内野安打で出塁すると、吉川が10打席ぶり安打となる左中間二塁打で好機を拡大。キャベッジは三振に倒れたが、岸田が「追い込まれていて内野の守備も下がっていたので、何とかバットに当てて転がそうと」と二塁へゴロを転がし、三塁走者・若林が生還した。主砲不在の今、阿部野球の一つでもある自己犠牲の精神で奪った1点は大きかった。
一方で岡本の離脱後は3戦連続で4番が無安打。指揮官は「4番に入ると、ホームランを打たないといけないって思うのか、みんな振りが大きくなっちゃうね。ちょっと考えるわ」と今後も日々、ベストを探っていく考えを示した。