レッドソックス“一塁転向拒否”ディバース4安打3打点で勝利も...代役ファーストも離脱と受難続く

2025年5月11日(日)16時24分 スポーツニッポン

 ◇ア・リーグ レッドソックス10—1ロイヤルズ(2025年5月10日 カンザスシティ)

 レッドソックスは10日(日本時間11日)、敵地でのロイヤルズ戦に快勝。「2番・DH」でスタメン出場したラファエル・ディバース内野手(28)が4安打3打点の活躍で勝利に貢献した。

 ディバースは初回の第1打席で中前打を放つと、3回2死一塁の第2打席では適時二塁打を放って先制点を奪った。5回1死一、三塁の第3打席も中前適時打、7回の第4打席は四球、8回1死三塁の第5打席は適時内野安打と4安打1四球で全5打席出塁した。

 昨季までレ軍の正三塁手だったが、チームが三塁手のアレックス・ブレグマンをアストロズから獲得したことにより、今季はDHで出場を続けている。ブレグマン獲得後も「三塁は私のポジション」と三塁にこだわりを見せていたが、最終的にチームが守備力を考慮し、ブレグマンを三塁レギュラーに選んだ。

 開幕直後は不慣れなDHに苦戦し、開幕から5試合、23打席続けて快音が響かず計15三振を喫するなど大不振に陥っていた。それでも徐々にペースをつかみ、5月に入って9試合で4度のマルチ安打をマークするなど、ここまで41試合で打率・273、6本塁打、29打点。

 チームでは一塁手のトリストン・カサスが左膝を負傷し、手術したことによって今季の残り試合の全休が決定。ディバースは編成本部長のクレイグ・ブレスロー氏から一塁転向を打診されたが「このポジション(DH)でプレーし始めて、まだ2カ月しか経っていないのに突然、別のポジションを守らなければならないのは、良い決断には思えない」と拒否した。

 ただ、不運は続き、カサス離脱後、一塁で先発出場していたロマン・ゴンザレスもこの日、左太ももを痛め10日間の負傷者リスト(IL)入り。3Aからヌック・ソガードが昇格した。ディバースは雑音を振り払うように快音を響かせ続けたが、球団は補強やトレードを急ぐ必要がありそうだ。

スポーツニッポン

「レッドソックス」をもっと詳しく

「レッドソックス」のニュース

「レッドソックス」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ