【巨人】ソフトバンクへトレードの大江竜聖がG球場で心境明かす「(両球団へ)感謝しかないです」
2025年5月12日(月)16時55分 スポーツ報知
取材を受けた大江竜聖(カメラ・小林 泰斗)
巨人の大江竜聖投手(26)、秋広優人内野手(22)とソフトバンクのリチャード内野手(25)の2対1のトレードが12日、電撃成立した。
変則フォームが武器の左腕・大江は、午後1時半ごろ荷物整理のためにジャイアンツ球場を訪れた。報道陣の取材にも応じ「バタバタしてますけど、なんですかね…。8年間、ジャイアンツにいさせてもらって、成長させていただきました。もう、感謝しかないです。取ってもらったソフトバンクさんにも、今は感謝しかないです」と率直な心境を明かした。
今季は1軍登板なしだが、2軍では11登板、14回1/3で投球回数を上回る16奪三振を記録。プロ通算では1軍で149試合に登板するなど“左キラー”として豊富な経験を持つ。即戦力として期待されるだけに「必要とされているのは率直にうれしいですし、本当に強いチームだと思うので。その戦力になれるように頑張ります」と心機一転の活躍を思い描いた。
「(中川)皓太さんにはずっとお世話になっていたので早く言いました。高梨さんもそうですけど、その二人には色々教えてもらったので」と同じサウスポーの先輩の名を挙げた。阿部監督からも「頑張ってな」とエールをもらったという。
巨人で最も印象に残っているシーンを問われると「去年の近藤さんから取った三振は覚えてます。最強のすごいバッターなので」と、昨年5月29日・ソフトバンク戦(東京D)を思い起こした。0—0の6回2死一、三塁で登板し、球界屈指の好打者をフルカウントから直球で見逃し三振。火消しに成功した。
神奈川出身で二松学舎大付高から16年ドラフト6位でプロ入り。ホークスの本拠地・福岡との縁については「全然ない。関東から出たことないです。キャンプ以外で、初めての九州です」と苦笑い。移籍先での背番号は29に決定。高校の後輩である秋広とともに、新天地でも花を咲かせる。