【セリエA/ヤングスター列伝③】身体能力を武器に躍動…ジェノアで頭角を現した21歳FW
2019年5月15日(水)18時46分 サッカーキング
名前:クリスティアン・クアメ(Christian Kouamé)
所属:ジェノア
国籍:コートジボワール
誕生日:1997年12月6日
年齢:21歳
身長/体重:185cm/70kg
主なポジション:センターフォワード
リーグ成績:36試合出場4ゴール6アシスト
コートジボワールで発掘され、16歳のときにトスカーナ州のプロクラブ、プラートに入団。すぐに、アマチュアクラブのセステーゼにレンタルされ、エッチェッレンツァ(5部リーグ)で実戦経験を積んだ。プラート復帰後、サッスオーロやインテルの下部組織の門をくぐるが、買い取りには至らず、プラートに出戻り、当時レーガ・プロ(3部リーグ)に所属していたチームでプロデビューを飾る。この時、18歳だった。
それから、レンタル移籍したチッタデッラに完全移籍のオプションを行使され2016年9月にセリエBに初出場。2年目の2017−18シーズンに40試合出場11ゴールと活躍し、ジェノアへの移籍を勝ち取ることとなった。
長い手足を生かしたポストプレーを得意とし、黒人選手特有のしなやかな伸びのある筋肉とバネで、相手との違いを生み出す。センターフォワードとサイドアタッカーをそつなくこなすだけでなく、前線からのハードワークの守備も魅力だ。セリエA初挑戦の今シーズンは、エンポリとの初戦で記念すべき初ゴールをマーク。チームは指揮官が3度も交代する不安定な1年を過ごしているが、いずれの指揮官にも重宝され、34試合で4ゴール6アシストを記録している。
文=佐藤徳和/Norikazu Sato