中村紀洋氏 松坂大輔から京セラDの5階席へ豪快弾「野球人生でいちばん飛んだ打球」
2025年5月16日(金)20時0分 スポーツニッポン
近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が9日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を更新。視聴者からの質問に答える形で、いちばん気持ち良かったホームランについて語った。
2002年5月13日、大阪ドーム(現在の京セラドーム)で行われた近鉄—西武。6回2死走者なしで打席に入った中村氏は西武先発の松坂大輔氏からセンター方向、5階席へ特大の本塁打を放った。変化球が2球続いて1ボール1ストライクから3球目、高め直球をフルスイング。「打った瞬間に松坂投手と目が合った。お互いに笑っているんですよ。(投手は)打球の方向を見るから、目が合うことなんて普通ないんですけどね」と当時をなつかしむ。そして「バットに衝撃が全然なかった。詰まったりすると衝撃がくるんですけど。思い切り振り抜けて(衝撃がないため)ボールがどこに飛んだか最初はわからなかった。野球人生で、いちばん飛んだ打球でした。ノックバットでも(あれだけ飛ばすのは)難しい。打球が真っすぐに飛んでね。(左右どちらにも)きれたりせずに。(ボールの)芯と(バットの)芯がまともに当たった」などと振り返った。
また、ホームとビジターのどちらが好きという質問に「体が楽なのはビジターのナイターです」と明快に回答。ビジターの練習開始は午後3時ごろで、ゆっくり寝て休めるという理由だ。ホームの場合はそれより2時間は早く練習が始まるため12時ごろに球場入りする必要があった。