【とこなめボート G2レディースオールスター】白鳥幹太の“超イイ値”は井上遥妃 極上の攻めを発揮

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　ボートレースとこなめのG2「第10回レディースオールスター」は5日目。白鳥幹太記者担当の「超イイ値」は井上遥妃（22＝徳島）に注目した。

　ビッグレースで一番、見どころ満載で“お買い得”だと思っているのが5日目のセミファイナルだ。

　準優3番はいずれもセンター枠に攻撃派が名を連ね、推理の妙が膨らむ。10Rの堀之内はチルト3度で勝負をかけてくるのか。12R、宇野の4カドは穴党ファンの大好物でもある。

　準優こん身の勝負は11Rの井上に託す。登録番号は今節で一番下だが、今大会はこれが3回目の参戦。初日3Rを4カドから捲ってG2初勝利を飾ると予選最終日を3、1着とまとめ、8位までジャンプアップ。3日目終了時の18位からまさに飛躍を遂げた。

　仕上がりに不満はない。「伸びよりもターンの押しが良くなりました。私はこっちの方が好きです」。G2初優出を狙うに十分なパワーを備えている。

　G1ウイナー浜田と前々回の覇者・渡辺。内枠2艇は強力だが、それを撃破できるだけのキレキレのスタートをここ一番で繰り出せれば絶好のチャンスだ。

　2日目以降、4戦連続でトップスタートを切っているのは強み。平均STコンマ08は全52選手の中でトップだ。絶好枠の浜田は前節F後で足かせアリ。5号艇高田が伸び仕様で勝負を仕掛けてくれば、それに応戦する形で井上が先捲りを打つ——。

　「落ち着いて、いい意味で何も考えずに自分を信じていきたい」。落ち着いた語り口からは想像もできぬ攻撃力を発揮し、格上A級勢をまとめてねじ伏せる。

　【白鳥の買い目】＜3＞＜4＞、＜3＞＜6＞、＜3＞＜1＞流し。

　◇白鳥　幹太（しらとり・かんた）某選手を取材中、「とりま、そんな感じ」と言われ、ポカンとしていたら「とりあえずまあ、ですよ」と言われ、面食らう54歳。