宇良が珍手・伝え反りも「何も考えていない。わからない」…初場所4日目の同じ高安戦で自身が決めて以来
2025年5月21日(水)20時20分 スポーツ報知
高安(右)を伝え反りで破った宇良(カメラ・清水 武)
◆大相撲 ▽夏場所11日目(21日、東京・両国国技館)
業師に国技館内が沸いた。東前頭5枚目・宇良(木瀬)は、小結・高安(田子ノ浦)の突っ張りに耐えながら距離を取ると、左を差して懐に潜り込んだ。脇の下に頭を密着させ、脇をかいくぐるように体を反らし、相手を腹ばいにさせた。
決まり手の発表には時間がかかり、「伝え反り」がアナウンスされると、再び館内がどよめいた。伝え反りは初場所4日目の同じ高安戦で自身が決めて以来。珍手発動にも「何も考えていない。わからない」と、ひょうひょうと答えた。支度部屋では左の頬付近を気にする仕草を見せたが「大丈夫」と語り、顎が外れてしまったかとの問いにも「わからない」と話した。