【二所ノ関親方 真眼】大の里 土俵際も相手の動きに反応 下半身に安定感

2025年5月21日(水)4時38分 スポーツニッポン

 ◇大相撲夏場所10日目(2025年5月20日 両国国技館)

 単独首位に立ったことで優勝を意識してもおかしくない状況ですが、大の里はいつもの大の里でした。相手は突き押しで元気のいい一山本。懐も深く苦手としている阿炎のようなタイプですが、最後まで落ち着いていました。土俵際も相手の動きに反応し、しっかりと足も出ていました。ここまでは下半身に安定感があります。

 ポイントだった序盤戦で取りこぼしがなかったのが大きかった。先場所負けている若元春、高安にいきなり連勝。厳しい割(取組)をクリアすることで自信がつき、勢いもつきました。

 11日目の若隆景戦は真価が問われる大一番になりそうです。立ち合いもそうですが、相手ペースにならないことが大事。若隆景はおっつけが強力だし、組んでも出てくる力はある。小兵相手に重さ勝ちするには、相手を正面に置いてしっかりと当たること。シンプルなことですが、それができれば問題はないとみています。 (元横綱・稀勢の里

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