豊昇龍が2敗を守る 伯桜鵬に押し込まれ、辛うじて勝利 ただ一人2差で大の里を追走
2025年5月21日(水)17時54分 スポーツ報知
伯桜鵬(下)が腰砕けで豊昇龍に敗れた(カメラ・越川 亙)
◆大相撲夏場所11日目(21日、東京・両国国技館)
横綱・豊昇龍(立浪)は、東前頭7枚目・伯桜鵬(伊勢ケ浜)に腰砕けで勝ち、7連勝で2敗を守った。伯桜鵬の鋭い当たりに引いてしまい、つけ込まれたが、土俵際で伯桜鵬の腰が入り倒れ、辛勝。伯桜鵬は3敗に後退した。
前日は、東前頭5枚目・宇良(木瀬)には何もさせず、完勝。「落ち着いて集中もできている。悪くない」と納得したように話した。3、4日目に連敗し、不安の声が高まったが、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)から「勝ち負けは気にせず、楽しく自分の相撲を取ればいい」と言われて吹っ切れたという。横綱初Vにはもう星は落とせない。「あまり意識はない。自分のことに集中して、終わってから結果がついてくればいい」と無心で臨んでいる。