大谷翔平が「過小評価されている」能力とは? 元CY投手が熱弁「失点後に打てるのは信じられない」

2023年5月22日(月)18時12分 ココカラネクスト

日々投打で異次元の活躍を続ける大谷。そのハイパフォーマンスに賛辞が相次いだ(C)Getty Images

 打って、投げて、走って——。かつては「現代では無理だ」と言われた投打二刀流で異次元の活躍を続けるエンゼルスの大谷翔平。メジャー6年目を迎えた彼の声価は日々高まっている。

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 今季も投打で違いを創出している。打っては打率.287、11本塁打、32打点、OPS.899を記録。投げても10先発で5勝(1敗)。防御率3.05、奪三振率12.20、WHIP0.90と軒並みハイアベレージを残している。

 投打で球界トップ水準の結果を残す偉才だが、凄みは数字に表れない部分にもある。かつてパドレスなどで活躍したジェイク・ピービーは、MLBの公式ネットワーク番組『Off Base』で「誰も触れないけど、オオタニのメンタルの強さと視野の広さは過小評価されていると思う。我々はその部分について話さなすぎる」と持論を口にする。

「私が先発して、相手のスコアボードに3点、あるいは4点が並んだ時、私は淡々と平常心で投げ続けることは難しかった」

 2007年にサイ・ヤング賞に輝くなどメジャーでは152勝を挙げたピービー。そんな百戦錬磨の名投手でも「失点した後に打てるのは信じられないことだ」という。

「多くの場合、投手は4失点していることに気に取られて、精神的に影響してくるものなんだ。でもオオタニは違う。そういうことはすでに忘れたかのように、打席内のパフォーマンスに集中して、結果を残すんだ。彼が間違いなく傑出している部分はそこなんだ」

 レギュラシーズン162試合をこなすなかで、スターたちは常にハイパフォーマンスを求められるメジャーリーグ。そんな大舞台にあって何があっても動じない強靭なメンタルは必要不可欠な要素なのだ。だからピービーも先述のように熱弁を振るうわけである。

 メジャーの酸いも甘いも知り尽くす名投手をして、「過小評価されている」という大谷の精神力や胆力。異次元の活躍の源となっているそれは今一度、高く評価すべきではないだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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