【世界卓球】早田ひな「我慢の100点」今大会初めてゲームを失うも勝って4回戦進出 2大会連続メダルへ中国選手に挑戦
2025年5月22日(木)6時43分 スポーツ報知
女子シングルスで3回戦を突破した早田ひな(カメラ・宮下 京香)
◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第5日(21日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)21日=宮下京香】女子シングルス3回戦で、世界ランク7位で前回23年大会銅メダルの早田ひな(日本生命)が同85位のハナ・マテロワ(チェコ)をゲームカウント4—2(11—7、7—11、11—7、9—11、11—6、12—10)で下し、4回戦に進出した。勝利後、早田は「ごっつ耐え!(すごく耐えた)」と独特な表現でチームメートと笑顔のハイタッチ。「我慢しつつ冷静さも大事な試合だったんですけど、とにかく耐えることができました。我慢の100点かなと思います」と納得の表情だった。
盤石の勝ち上がりだ。2戦連続のストレート勝ちで臨んだ3回戦。1—0の第2ゲーム(G)で今大会初めてゲームを失い、2—1の第4Gも取られたが、冷静さを失わなかった。2—2の第5Gでは6—6のラリーで強烈なフォアをコースに決めると、第6Gは9—10でサーブから3球目をバックをクロスに決めてから3連続得点。相手の粘りを振り切った。
4回戦は強国・中国の石洵瑶との対戦。世界ランク23位の相手に対し「格下という感覚は全くない。自分自身も思いきってやっていかなきゃいけないと思いますし、1つの戦術では当たり前に勝てない。いろんな準備だったり、対応能力、あとはメンタル的にきょうみたいに我慢する部分もあれば、勝負に行く部分もあったり、そういったところを、自分自身で整えて頑張っていきたいなと思います」と表情を引き締めていた。