横浜M “今月のノルマ”3勝未達でも...キスノーボ監督「今夜の試合は今シーズンのベスト」
2025年5月22日(木)4時32分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第13節 横浜M1—2神戸(2025年5月21日 日産スタジアム)
J1最下位に沈む横浜F・マリノスがクラブワースト記録を更新する7連敗を喫した。ホームで昨季王者の神戸を迎えるも1—2で敗れ、11戦勝ちなしもワースト記録更新。ロングボール多用や相手の背後スペースを狙う新戦術を披露したが、実らなかった。
パトリック・キスノーボ監督(44)は試合後会見で手応えを口にした。これまでのボール保持重視のつなぐスタイルではなく、相手の背後へボールを蹴る戦術に変更。「結果はついてこなかったが、自分が見る限り、今夜の試合は今シーズンのベスト。前半にもう1点取れるチャンスもつくったし、プレスも以前よりはアグレッシブさが見られた」。新戦術における収穫を強調した。
“今月のノルマ”は達成できないことが決まった。西野努スポーティングダイレクター(SD、54)は、過密日程で臨む今月計6試合を「ホーム4試合全勝、ミニマムでも3勝」と具体的に示していたが、ホーム2試合を残して1勝も挙げられてない。
3試合連続複数失点で守備面が立て直せなかった。今後は新戦術を浸透させていく。「選手たちは全てを出し切ってくれている。修正して次の試合へ臨む」と指揮官。次戦は中3日でホームに首位・鹿島を迎える。